【トルコ】パムッカレ [トルコ]
ヒエラポリス-パムッカレはトルコ西部・デニズリ県にあるユネスコの世界遺産(複合遺産)の登録名。パムッカレは石灰華段丘からなる丘陵地の名前であり、2世紀頃、ヒエラポリスというローマ帝国の都市が存在した。現在は遺跡が残る。
パムッカレとは、トルコ語で「綿の宮殿」という意味。綿とあるのは昔からこのあたりが良質の綿花の一大生産地であることによる。
二酸化炭素を含む弱酸性の雨水が台地を作っている石灰岩中に浸透し、炭酸カルシウムを溶かした地下水となる。その地下水が地熱で温められて地表に湧き出て温泉となり、その温水中から炭酸カルシウム(石灰)が沈殿して、純白の棚田のような景観を作り出したものである。
棚田の畦の部分は、流れてきた植物片などがひっかかり、これに石灰分が沈着して次第に堤のように成長する。これは温水が畦を越流する時に石灰分の沈積が化学的に加速するためでもある。このような景観が約200mの高さにわたって形成されている。規模はずっと小さいが、同種の微地形が鍾乳洞内にもみられることがあり、これを畦石池という。
ヒエラポリス遺跡
パムッカレの石灰華段丘の一番上にある遺跡。ローマ帝国の温泉保養地として栄えた。ローマ帝国時代にも地震で破壊されるが、その後復興。しかし1354年の大地震で完全に廃墟と化す。ローマ劇場、ローマ浴場などが残る。
スポンサーリンク
★東欧、アフリカ、中近東、中央アジア - 絶景&記事★
↓↓↓こちらの絶景&記事もご覧ください↓↓↓
【オーストリア】ザルツブルク市街
【チェコ】プラハのストラホフ修道院
【チェコ】カレル橋
【クロアチア】ドゥブロヴニク
【モロッコ】フェズの迷路
【エチオピア】ダナキル砂漠
【ジンバブエ】ビクトリアの滝
【南アフリカ共和国】喜望峰
【セーシェル】ラ・ディーグ島
【イエメン】ソコトラ島
【シリア】ボスラの円形劇場
【ヨルダン】ペトラ遺跡
【エジプト】カイロ
【エジプト】ギザの大ピラミッド
【トルコ】イスタンブルの歴史地区
【トルコ】イスタンブル
【トルクメニスタン】地獄の門
スポンサーリンク
コメント 0