【フランス】ミヨー橋 [フランス]
ミヨー橋(ミヨー高架橋、フランス語: Viaduc de Millau 、英語: Millau Viaduct )は、フランス南部アヴェロン県の主要都市、ミヨー近郊のタルン川渓谷に架かる道路専用の斜張橋である。フランス人橋梁技術者ミシェル・ヴィルロジュー (Michel Virlogeux) とイギリス人建築家ノーマン・フォスター (Norman Foster) の協力で設計された。主塔の高さがエッフェル塔や東京タワーよりも高い343メートルに達する、世界一高い橋として知られている。2004年12月14日に式典が行われ、12月16日に開通した。
データ
全長:2,460m
主塔数:7
主塔の地面からの高さ:343m(第2主塔)
主塔の道路から上の高さ:87m
最大支間:342m
地面(水面)から道路までの高さ:最高部で270m
用途:道路橋(高速道路A75号線)
道路部分の幅:32.05m
車線数:4車線(片側2車線)
使用したコンクリートの量:85,000 m3
橋の全重量:290,000トン
一日の通行量:10,000台-25,000台
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概要
ミヨー橋の位置とフランス南北道路図、黄色がA75号線を含む南北最短道路タルン川渓谷一帯はフランス中央山塊南東部にある「グラン・コース (Grands Causses) 」と呼ばれる石灰岩の高原地帯であり、パリからフランス南西部、更にスペインへ向かう道路がその上を走っている。ミヨー橋の完成前、フランスの南北を貫く国道N9号線を通る自動車は、高原の上からタルン川に向かって高低差300m以上の非常に長い坂道を下り、ミヨーの街の近くを通って再び300mの高さへ坂道を上がっていた。この坂は交通の難所となっており、特に7月後半から8月にかけてのバカンスシーズンはパリから南部へ向かう車で激しい渋滞が発生していた。このため、タルン川渓谷をいちばん低い地点で渡り、コース・ドゥ・ラルザック高原 (causse du Larzac) とコース・ルージュ高原 (causse rouge) を直結する長大な橋が構想された。なお、橋はグラン・コース自然公園の境界内に位置する。
ミヨー橋は、N9号線を代替し、パリから南部へスピードを落とさない高速走行を実現するため計画された、クレルモン=フェラン市とベジエ市の340kmを結ぶ高速道路(仏:オートルート)A75号線の、最後に残った区間であった。A75号線(別名:地中海高速、la Meridienne )の主な目的は山や谷の多いこの区間での走行速度を上げ、通行にかかる燃料費削減や渋滞の解消など自動車交通に関わる諸コストを削減することである。
ミヨー橋とタルン川渓谷ミヨー橋の開通によってタルン渓谷の通過時間とフランス-スペイン間の走行時間は大幅に短縮された。パリから南仏やスペインに向かう旅行者の多くは、今日では従来のリヨンやカオール経由の距離が長く通行料も高い道路より、クレルモン=フェランとベジエを直結し通行料金の要らないA75号線を選択している(ただし、ミヨー橋だけは有料である)。
ミヨー橋の通行料金(4.90ユーロ、7月と8月のピーク時のみ6.50ユーロ)を徴収し運営しているのは、この橋の建設を行った大手建設会社、エファージュ社 (Eiffage) の設立した会社である。ミヨー橋は政府が計画したが、資金調達と建築(build)、所有と運営と料金徴収(operate)をすべて民間が行い、一定期間後に政府へ引き渡す(Transfer)BOT方式(PFIの一種)によって建設された。エファージュはエッフェル塔も建てた名門企業で、フランス政府との契約により開通から75年間料金を徴収し橋を運営することが認められている。
(Quoted from Wikipedia)
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